Vol. 518回「大腸がんの治療法」

2020年11月01日

初期症状がほとんどない大腸がんについて
秋田県医師会の大場麗奈先生に伺った。
大腸がん検診を受け要精査の判定がでたらその後の精密検査を受けることで初めてそれが心配ないものかそれともがんの心配があるのか判断される。
精密検査の対象になった人は大腸内視鏡検査を受けよう。
内視鏡検査が何らかの理由で出来ない場合は注腸検査・CT検査
など代替の検査でがんかどうかを調べられる。
大腸がんの治療には内視鏡治療、外科手術、薬物療法、放射線治療などがあり、がんが早期がんで切除できる場合は内視鏡治療、外科手術、切除できない進行がんの場合は薬物療法を中心とした治療を行う。このようにがんの治療法はがんの進み具合、全身の状態、年齢、持病などを考慮して決められる。
早期がんの約6割が内視鏡治療その他が腹腔鏡手術、開腹手術を行っているように早期に発見することで身体的、経済的、時間的負担が少なく済むメリットがある。
早期発見で治癒率アップに繋げるためにも検診受診を受けよう。