Vol. 515回「胃がんに立ち向かうために」

2020年10月11日

部位別罹患数2位で寒さの厳しい地域で罹患者が多い傾向にある胃がんについて秋田県医師会の小泉重仁先生に伺った。
胃がんの現状は近年死亡者数は減少傾向にあるが2018年の部位別がん死亡数をみると男性では肺がんについで2位女性では大腸がん、肺がん、すい臓がんについで4位となっている。
また都道府県別の胃がんの75歳未満年齢調整死亡率は2018年では秋田県は人口10万人あたり10.686人と全国1位だった。
秋田県の胃がん罹患数が高いため結果的に死亡率が高くなっていると考えられる。また、塩分の過剰摂取も一つの要因として考えられている。
秋田県の検診受診率はおよそ13~15%とくらいといわれていて実際は人間ドックやかかりつけの医療機関で検診を受けている人も多いと思うが検診を受けることで自分の身体に関心を持ち日々の健康増進にもつなげよう。
胃がんに立ち向かうためには早期発見・早期治療のために検診を受診することが大切だ。また塩分の釣りすぎにも注意が必要だ。
自分のため家族のためにも定期的な検診受診を心がけよう。