2020年09月13日
前立腺がんの治療法について秋田県医師会の市川晋一先生に伺った。
前立腺がんの2019年の新規罹患者数は7万8500人で男性のがんで第4位となっている。また、死亡者数は全国で1万2600人秋田県では2016年に126人だった。
前立腺がんの検診は対象者の12%である2万8292人が受診し0.35%の人が前立腺がんだった。しかし前立腺がんだった95%が早期がんだったことが分かっている。
前立腺がんは50歳代から急激に増加するため秋田県では50歳以上の男性が検診の対象だ。しかし、父や兄弟に前立腺がんの人が1人でもいる場合はがんになる可能性は2倍、2人いる場合は5倍と高くなるため40歳以上の方も対象になる。
前立腺がんは予防する方法がないため検診を受診し早期発見・早期治療が治療の決め手だ。異常がなくても50歳になったら年に1度は検診を受診しよう。