2020年09月06日
前立腺がんの治療法について秋田県医師会の市川晋一先生に伺った。
治療法はがんの進行具合・病期に応じて決まり待機療法・手術療法・放射線療法・内分泌療法・化学療法がある。
待機療法はがんがおとなしい時に厳重な経過観察を行いながら進行状態に応じて治療を行う。
手術療法はがんがある前立腺がんを摘出する。初期がんが適用で開腹する方法と腹腔鏡を用いる方法があり最近は「ダヴィンチ」というロボット支援手術もある。以前と比べ患者にとっての負担も減り早期に退院できるようになっている。
放射線治療は放射線を照射しがん細胞を死滅させる方法だ。身体への負担が少ない治療法で身体の外から患者に放射線を照射する外照射療法と前立腺の中に放射性物質を埋め込み中から放射能をあてる内照射療法がある。
また、がんの進行を抑えるために男性ホルモンの働きを抑制する内分泌療法と抗がん剤を投与する化学療法がある。
治療の選択はがんの悪性度・進行状態・年齢・合併症によって異なるため医師の説明を受けて自分に合った治療法を選択しよう。
早期発見で根治の可能性も高くなる。
前立腺がんの検診を受けて早期発見に努めよう。