vol.51 日本人に多い胃がん

2011年04月03日

がん死亡率の高い秋田県。その中でも特に高い死亡率を示しているのが胃がん。この胃がんとは、一体どういったものなのか?秋田県医師会の倉光智之先生に伺った。
胃は胃袋と言う通り、口から入った食べ物を最初に入れる袋。成人の場合は約1.5リットルぐらいの容量があり、ここで食べ物と胃液が混じり合って消化の準備をする。
胃がんというのは異常な細胞が増えてきて、身体の本来の秩序を保てなくなって、正常な組織を壊していく。胃袋の一番内側の粘膜から起きて、進行してくるとドンドン外側に広がっていく。
胃がんの死亡者数は5万人前後で一定だが、罹患者数は年々増えて、最近は12万人になっている。亡くなる方と罹患者数に乖離があるということは、胃がんは発見さえキチンとできれば、充分に治せるがんということになる。
早期発見すれば治癒も可能な胃がん。大切なのは定期的な検診受診。