2020年08月16日
乳がんの現状について乳腺内分泌外科医の八栁美沙子先生に伺った。
乳がんは年々増加していて2017年に全国では約10万4000人、秋田県では約740人が乳がんと診断された。10人に1人は一生涯に罹るといわれていて女性が罹るがんの中で最も多くなっている。一方、がんで亡くなる原因としては6位で早期に発見し治療すれば根治が期待できる病気である。
2016年の乳がん検診受診率は全国で36%、秋田で37%となっている。現在は全国よりわずかに秋田県の受診率が上回っているが国は検診受診率目標を50%と定めているため目標には届いていない。
乳がんは自分で発見ができる可能性が高いがんだ。普段から乳房の状態を確認し小さな変化でも気づきやすくなるため月に1度を目安にセルフチェックを行おう。
乳がんは早期治療で役9割が治る病気だ。早期発見のためには乳がん検診と乳房のセルフチェックが重要のため習慣化し検診対象年齢で未受診の人は乳がん検診を受けよう。
定期的な検診受診でがんで死亡するリスクに立ち向かっていこう。