2011年03月27日
増加傾向の前立腺がん。定期的なPSA検査が重要になる。詳しいお話を県医師会の木津典久先生に伺った。
前立腺がんは今後ますます増加すると予想されている。現在、前立腺がんの死亡者数は日本全体で1万人強だが、10年後には2万人を超えるだろうといわれている。秋田県でも検診は広がっているが、PSA検査で値が高くても二次検査を受診するのは6割ほど。残りの4割の人はPSA値が高いですよと通知がいっても、そのまま放置されているので心配している。
PSA検査を1回受けるかどうかで、明らかに転移がんや死亡率が下がるということが分かっている。アメリカではPSA検査が普及していて、50歳以上の75%が一回はPSA検査を受けている。
PSAの値に異常が出た場合には、必ず二次検診を受けて早期発見に繋げてほしい。そうすれば前立腺がんで命を落とすリスクを下げることができる。