vol.5 胃がん 早期治療のメリット

2010年05月02日

「胃がん」早期治療のメリットについて秋田大学医学部附属病院 第一内科の神 万里夫先生にお話を伺いました。(4回シリーズの3回目)
「がん」が胃の粘膜の浅い部分にとどまっている早期の場合は内視鏡で粘膜だけを切除する治療を受けます。胃は全部残り、治療後も普通に食事が可能となります。
しかし、「がん」が胃の粘膜下層まで達した場合には外科的手術で胃を切除しなければなりません。このような「進行胃がん」ではがんを取り残す可能性もありますし、転移があると治癒の可能性は低くなります。
内視鏡による早期治療には・身体への負担が少ない・その後の生活への影響も少ない、というメリットがあるのです。