2020年06月21日
肺がんの治癒法について秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんの怖いところは死亡率が高いことだ。2019年の死亡数は男性では1位、女性では大腸がんについで2位となっている。年間約12万人が肺がんになり8万人近くが死亡している。
治療法は手術治療、抗がん剤治療、放射線治療がある。手術が可能になるのはステージⅢA期まで。根治を目指すには手術が中心となるがステージによっては術後に化学療法を組み合わせる場合も多くある。
肺がんの原因の70%がタバコのため肺がんの予防で重要なのは禁煙だといえる。現在タバコを吸っている人全員が禁煙できれば男性で60%、女性で20%の肺がん患者を減らすことが可能だ。
また早期であればあるほど5年生存率が高く手術のみで根治を望むことが可能になる。禁煙を継続し肺がんを早期に発見して最大限の治療を受けるために検診が重要だ。