Vol. 493回「大腸がん検診について」

2020年05月10日

食生活の欧米化に伴い増加傾向にある大腸がんについて嵯峨泰治先生に伺った。
大腸がんは早期の場合、ほとんど自覚症状がない。進行すると貧血・腹痛・下痢・便秘・倦怠感・体重減少・血便などの症状が現れる。症状が出ない早期の段階で発見し治療することで根治を目指せるがんのため検診受診が大切だ。
検診には問診と便潜血検査があり問診では危険因子をどれだけ持っているかを確認し便潜血検査では目に見えない出血がないかを検査する。
早期に発見する大きなメリットは内視鏡治療で根治が可能であったり腹腔鏡手術など傷口の小さな手術が可能になったりすること。そうすることで短期間の入院で身体的にも経済的にも負担の少ない治療によって根治を目指せる。
早期発見のためにも定期的の検診受験が大切だ。