Vol. 492回「大腸がんとは」

2020年05月03日

罹患数1位の大腸がんについて嵯峨泰治先生に伺った。
大腸はお腹の右下から肛門まで大きな七の字を描くようにお腹の中にある臓器。その大腸から発生する悪性腫瘍が大腸がんだ。
大腸がんは粘膜から発生し、進行すると深くまで浸潤する。さらに進行すると他の臓器にも転移する危険性もある。
現在大腸がんは増加傾向にあり2016年には男性の罹患率3位、女性の罹患率2位、男女合計では1位となっている。
大腸がんは生活習慣と非常に関りが深いと言われていて赤肉や加工肉の過剰摂取、飲酒、喫煙、運動不足や肥満が主な危険因子としてあげられる。また遺伝的な要素もあり近親者に罹患者がいる場合も要注意だ。
早期の段階では症状がほとんどないため検診受診が大切だ。