Vol. 487回「がん検診の目的・効果」

2020年03月15日

がん検診の目的と効果について、秋田県医師会の戸堀文雄先生に伺った。
がん検診の目的は、早期発見・早期治療により、がんによる死亡者を減らす事である。がん検診で死亡率を下げるためには、検診受診率が高い必要がある。しかし秋田県のがん検診受診率は20%前後で、目標の50%には届いていない。また、精度管理で大切なのは精検(2次検診)受診率であるが、秋田県ではどの検診も90%に届いていない。精検が必要な人は、がんの確立が非常に高い人である。要精査になったら必ず精密検査を受ける事が、早期発見・早期治療のために必要だ。