2020年02月09日
乳がんの治療法について、乳腺内分泌外科医の今野ひかり先生に伺った。
乳がんの症状として最も多いものはしこりである。しかし、しこりの全てが乳がんではなく、乳腺症、良性の腫瘍の場合もある。しこりの他にも乳がんの症状として、皮膚の赤み・くぼみ・引きつれ、乳頭の赤み・ただれ、乳頭からの赤・茶・黒の分泌物などもある。
治療法は大きく分けて、局所療法と全身療法がある。局所療法は手術と放射線、全身療法は抗がん剤、分子標的薬治療、ホルモン療法にそれぞれ分けられ、患者の容体に応じて組み合わせ、個別の治療法で根治を目指していく。
転移や再発の治療では、がんの進行を抑えたり、症状を和らげたりする治療が行われる。
早期発見により、局所療法で根治できる可能性や、乳房を温存できる可能性が高くなる。何よりも、乳がんで命を落とす可能性が低くなる。定期的な検診で早期発見する事が重要だ。