2020年02月02日
女性の部位別罹患数トップの乳がんについて、乳腺内分泌外科医の今野ひかり先生に伺った。
近年、日本人女性の罹患率が上昇しており、特に40歳代からの罹患率が増えている。そのため、40歳以上の女性は2年に1度、乳がん検診を受診しよう。
乳がん検診は問診とマンモグラフィ検診が行われる。マンモグラフィ検診は、乳房専用のX線装置で、乳房を薄く伸ばして撮影する。このマンモグラフィ検診を行う事で、乳がんの死亡リスクが低下する。
乳がんは自己発見できるがんの1つである。しこりや、乳頭からの異常分泌がないか、月に1回セルフチェックを行おう。自己検診で乳房の変化を感じたら、検診を待たずに医療機関を受診しよう。
乳がんで命を落とさないためには、早期発見・早期治療が重要だ。早期発見ができれば、乳房を温存できる可能性も高まる。