2020年01月19日
若い女性の罹患も多い子宮頸がんの現状について、産婦人科医の佐藤敏治先生に伺った。
日本では年間約1万人が浸潤子宮頸がんに罹患し、上皮内がんを含むと2万人にもなる。年間の死亡者数は約3000人で、50歳未満の若年女性の罹患・死亡率が上昇している。
検診の受診率は全国平均で42%、秋田県はこの平均を上回っているが、30歳未満の受診率は低いのが現状だ。
子宮頸がんは、検診を受けていればほぼ100%防げるがんである。秋田県の過去5年間の統計によると、一次検診で要精査と判定されたうち、99%は前がん病変であった。子宮温存のため、定期的に検診を受け、早期発見、早期治療に努めよう。