Vol. 471回「大腸がんに立ち向かうために」

2019年11月10日

大腸がんの現状について、秋田県医師会の松下弘雄先生に伺った。
増加傾向にある大腸がんは、部位別がん罹患数は男性が3位、女性が2位で、秋田県では男女ともに1位となっている。秋田県の平成26年度の検診受診率は36.3%で、国が定める目標の50%を下回っている。罹患率は40歳代から増加し、50歳代以降でさらに増える傾向にある。40歳以上の人は積極的に検診を受診してほしい。危険因子には、赤肉や加工肉の過剰摂取、飲酒・喫煙、運動不足・肥満が挙げられ、遺伝の危険性もある。これらに当てはまる方は特に注意したい。
検診で発見されるがんは、ほとんどが根治を目指せるものである。家族、大切な人のためにも、積極的に検診を受けよう。