2019年11月03日
大腸がんの治療法について、秋田県医師会の松下弘雄先生に伺った。
大腸がん検診で要精査の判定がでた場合は、必ず病院で検査を受け、大腸内視鏡検査を受けてほしい。これは内視鏡で大腸内を直接診る事ができる検査だ。病変を発見するのに有効な検査である。
治療法としては、内視鏡治療、外科手術、薬物療法、放射線治療がある。がんの進行度や全身の状態、年齢、合併症の有無などを考慮して決定する。一般的には、早期がんの場合には内視鏡治療や外科手術、進行がんの場合は外科手術・薬物療法・放射線治療を組み合わせて治療が行われる。
大腸がんは早期に発見できれば高い確率で根治が目指せる。日帰り治療が可能な場合もあり、傷が小さな腹腔鏡手術が可能な場合も多い。症状がなくても検診を受診しよう。