2019年10月20日
罹患数が最も多い大腸がんについて、秋田県医師会の松下弘雄先生に伺った。
大腸がんとは、大腸に発生する悪性の腫瘍の事で、特に肛門に近い直腸とS状結腸に発生しやすい。大腸の粘膜から発生し、進行すると深く浸潤し、他の臓器へ転移する危険性もある。
大腸がんは増加傾向にあり、部位別がん罹患数では、男性が3位、女性が2位、男女合計では1位となっている。
大腸がんの危険因子は生活習慣にあると言われ、赤肉や加工肉の過剰摂取、飲酒・喫煙、運動不足・肥満などが挙げられる。他に遺伝的要素もあり、近親者に罹患者がいる場合も注意が必要だ。
大腸がんは早期発見できれば高い確率で根治できる。早期の段階では自覚症状がないため、症状がなくても検診を受診しよう。