Vol. 466回「胃がんの治療について」

2019年10月06日

胃がんの症状について、秋田県医師会の富田崇志先生にうかがった。
胃がんは早期ではほぼ無症状で、検診や検査でみつかる事がほとんどである。進行すると、食欲の低下、体重の減少、腹部膨満感、腹痛、貧血、便が黒くなる等の症状がみられる。1つでも当てはまるものがあれば、医療機関を受診してほしい。
胃がんの治療法としては、内視鏡治療、外科手術、化学療法、緩和療法が挙げられる。内視鏡治療は、内視鏡で胃の内部からがんを切除する方法で、リンパ節などに転移がない、早期がんを対象として行われる。転移がみられる場合は、開腹手術で胃の一部、または全てを切除する外科手術が行われる。化学療法は手術で切除しきれない場合や、多臓器への転移がある場合に適用される。
胃がんは早期発見・早期治療により、体への負担が少ない治療で治癒が期待できるため、検診を受診しよう。