2019年08月04日
女性のがん部位別罹患数トップの乳がんについて、乳腺内分泌外科医の山口歩子先生に伺った。
日本人女性の乳がん罹患数は増えていて、特に40歳代後半から50歳代にかけてがピークとなっている。そのため、40歳以上の人は2年に1回の検診を受診するようこころがけてほしい。
乳がん検診は問診とマンモグラフィ検診を行う。マンモグラフィ検診は、乳房専用のX線装置で乳房を薄く伸ばし撮影を行う。この検診を受診する事で、乳がんによる死亡リスクが減少する事が報告されている。
また、乳がんは自己発見できるがんの1つである。検診対象年齢外の人でも、がんの危険に備える事ができる。月に1度のセルフチェックにより、普段と異なる乳房の変化に気づく事ができる。定期的に行い、変化に気づいた場合は医療機関を受診しよう。
乳がんは早期発見により、治癒が期待できる病気である。乳がんで命を落とさないために早期発見・早期発見が重要だ。早期発見ができれば、乳房を温存できる可能性もある。定期的な検診受診とセルフチェックを心がけよう。