Vol.453回「子宮頸がんの特徴」

2019年07月07日

子宮の入り口に発生する子宮頸がんについて、秋田県医師会の工藤香里先生に伺った。
子宮頸がんの特報は「若い年代で発症する」という事である。20~30歳代の女性において、子宮頸がんの発症率は全てのがんの中で第1となっていて、ここ10年間で発症率は4倍に増えている。
子宮頸がんの自覚症状は、初期の段顔ではほとんどない。進行すると、不正性器出血やおりものの増加といった症状が出てくるが、進行しないとこうした症状も出にくいため、発見のためには子宮頸がん検診を受ける事が重要だ。
子宮頸がん検診は、ブラシやヘラなどで子宮頚部をこすり、顕微鏡で細胞を検査する方法で行われる。短時間ですみ、痛みも少ない、簡単な検査だ。
自覚症状が出る前にがん細胞を見つける事ができれば、妊娠の可能性を残した治療を選ぶ事ができる。定期的に検診を受診しよう。