Vol. 443回「胃がんに立ち向かうために」

2019年04月28日

胃がんの現状について、秋田県医師会の小泉重仁先生に伺った。
秋田県は胃がんの死亡率が全国トップクラスである。2017年の75歳未満年齢調整死亡率は人口10万人あたり13.283人で全国1位だ。特に男性の数値が20.847人と全国で飛びぬけて高くなっている。
死亡率が高い原因として塩分の過剰摂取が挙げられる。漬物などの保存食を多く摂りがちな寒さの厳しい日本海側に高い傾向がある。また、胃がんの秋田県の検診受診率は13~15%となっている。この検診受診率をいかに高くするかが今後の課題である。
胃がんを早期発見・早期治療するためには、検診受診が何よりも重要となる。検診の結果をふまえ、要精査の通知がきたら怖がらずに2次検診を受診しよう。