2019年04月07日
胃がんについて、秋田県医師会の小泉重仁先生に伺った。
胃がんは、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍の事である。粘膜下層までのものが早期がん、筋層より深く進んだものを進行がんと分類している。
発生要因はヘリコバクター・ピロリ菌への感染だ。胃に生息する細菌で、感染すると慢性萎縮性胃炎を引き起こし、胃がんの原因となる。また、塩分の過剰摂取、果物や野菜の摂取不足、喫煙も胃がんの原因の1つとされる。
胃がんの予防方法にピロリ菌の除菌がある、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を1週間服薬する方法で、1度の治療で約90%の患者が除去に成功している。
胃がんは早期の状態では無症状の場合が多い。症状が出てから検査を受けては進行がんで見つかる可能性がある。早期発見のために、検診を受診しよう。