2011年02月06日
増加傾向の乳がん。75年から03年まで罹患数は3倍に増えている。詳しいお話を秋田県医師会の片寄喜久先生にお話を伺った。
(4回シリーズの2回目)
乳がんの手術を受ける7割の方がシコリを自覚しているが、シコリを自覚しないうちに発見することが大切。そのためにはマンモグラフィ検診が重要。
マンモグラフィ検診は、乳房をシッカリ挟むことによって、小さなシコリを早い段階で見つけることができるというメリットがある。
マンモグラフィ検査は、年齢によって2つの方法がある。40歳代の方は乳腺が多いため、縦横の2方向から撮ることになり、50歳以降は乳腺が徐々に減ってくるので横方向だけから撮る。
自分で触っても分からないような2cm以下の小さなシコリを早期がんというが、その早期がんが見つかる割合が非常に高くなる。
石灰化といって、がんができた時に石ができることがあるが、触れただけでは分からない石灰化だけで見つかるような非浸潤がんも高率で見つけることが可能だ。
早期発見によって早い段階で治療することにより、乳がんを治すことができるので、ぜひ検診を受診してほしい。