2019年03月17日
がん検診の目的と効果について、秋田県医師会の戸堀文雄先生に伺った。
がん検診の目的は、早期発見・早期治療により、がんによる死亡者を減らす事である。がん検診で死亡率を下げるためには、質の高い検診を安定的に行う精度管理が必要不可欠である。検診の効果を高めるためには、検診受診率が高い必要がある。しかし秋田県のがん検診受診率は20%前後で、目標の50%には届いていない。また、精度管理で大切なのは精検(2次検診)受診率であるが、秋田県ではどの検診も90%に届いていない。胃がんの精検受診率は秋田県では81.2%で、全国平均よりも0.5%低い。要精査になったら必ず精密検査を受ける事が、早期発見・早期治療のために必要だ。