Vol. 425回「肺がんに立ち向かうために」

2018年12月02日

肺がんの現状について、秋田県医師会の中山勝敏先生に伺った。
肺がんは40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど多くなる。秋田県の肺がんの罹患者数は、男性で676人、女性で324人と報告されている。一方、秋田県の肺がんによる死亡者の数は767人である。人口10万人あたりではやく76人で、これは全国2位の多さだ。
秋田県では各種がんの検診受診率は20~45%にとどまっている。秋田県の肺がんの検診受診率は全体で約29%で、受診率504%を超えている市町村は全市町村の32%である。
肺がんは喫煙、受動喫煙で罹患リスクが高くなる。しかし早期に発見できれば根治できる可能性が高まる。近年は新しい治療法も開発されている。肺がんに立ち向かうため、喫煙・受動喫煙を避け、定期的に検診を受診しよう。