Vol. 419回 大腸がん検診について

2018年10月21日

大腸がん検診の方法について、秋田県医師会の俵屋伸先生に伺った。
大腸がんは早期の段階では自覚症状はほとんどない。進行すると、血便、便が細くなる、残便感、お腹が張る、腹痛、貧血、食欲不振、体重減少などが挙げられる。
大腸がん検診では問診と便潜血検査が行われる。便潜血検査は、便に交じっている血液を検査し、がんの可能性を調べるものだ。検診の精度を上げるため、2日間分の便を採取する。体への負担もない簡単な検査のため、きちんと受けてほしい。
大腸がんは早期で発見できると、外科手術よりも負担が少ない内視鏡治療が可能だ。検診を受けて、早期治療に努めよう。