Vol. 418回 知りたい!大腸がん検診

2018年10月14日

罹患者数が最も多い大腸がんについて、秋田県医師会の俵屋伸先生に伺った。
大腸の内側の粘膜から発生する悪性腫瘍を大腸がんと言い、進行すると深く浸透し、他の臓器に転移する危険がある。大腸がんは部位別がん罹患率がトップ、部位別がん死亡率が第2位で、毎年約5万人が大腸がんで亡くなっている。
大腸がんの危険因子は、赤肉や加工肉の過剰摂取、野菜・果物の摂取不足、運動不足や肥満、大腸がんの家族歴などが挙げられる。40歳第から増え始め、高齢になるほど増加する特徴がある。
大腸がん検診の「便潜血検査」を受けた人は、受けない人と比べ死亡率が明らかに減少している。また検診は自覚症状がない状態で行うため、より早期の段階で発見できる。検診受診で早期発見する事が大切だ。