2018年10月07日
部位別がん罹患数トップの胃がんの現状について、消化器内科医の松橋保先生にうかがった。
胃がんは日本における全てのがんの中で、部位別死亡者数が第3位となっている。人数にすると年間で約4万7,000人の方が亡くなっている。秋田県のがん死亡者数は全国第1位だが、胃がんで亡くなる人の統計は全国平均を下回る。これは、胃がんは適切な時期に適切な処置を受ける事で治すことができる病気だという事を表している。
胃がん検診の対象者は年間で約10万1,000人いるが、実際に検診を受診した人は約5,000人、受診率は約5.2%だ。
胃がんは全国的に見れば徐々に減少傾向にあるが、高齢者の多い秋田では定期的な検診受診で早期発見・早期治療を心がけてほしい。