2018年09月30日
初期では特有の症状がほとんどない胃がんの治療法について、消化器内科医の松橋保先生にうかがった。
胃がんは進行すると、空腹時に胃が痛むようになる。そのほか、胃の痛み、ゲップ、食欲不振、胃もたれ、貧血、体重減少といった症状が出る事もある。
治療法としては、体への負担が少ない内視鏡治療、胃の一部またはすべてを切除する手術療法、お腹に小さな穴を数か所開けそこから手術器具を挿入する腹腔鏡手術、さらに進行したがんでは抗がん剤による治療が行われる。
胃は食べ物を蓄え消化する臓器だが、切除するとその機能が低下するため、早期に発見し内視鏡治療ができれば胃を温存し機能低下をおさえる事ができる。定期的に検診を受診し、早いうちにがんを見つけられるようにしたい。