Vol. 415回 胃がん検診について

2018年09月23日

男女合計の罹患数第1位の胃がんについて、消化器内科医の松橋保先生にうかがった。
早期の胃がんはほぼ無症状のため、積極的に検診を受診する事が重要だ。検診は市町村で行う対策型検診と、個人で受診する任意型検診(人間ドッグなど)がある。対策型検診では、バリウムと発泡剤を飲みレントゲンを撮影するX線検査が行われ、胃の形を写し以上の有無を確認する。任意型検診では、胃の内部を直接見て病変の有無を検査する内視鏡検査が行われる。これには、従来の口から差し込むタイプと、鼻から差し込む細いタイプの2つがある。
検診を受診する事で、症状のない早期のがんを見つける事ができる。早期発見できると胃を切除する事なく、内視鏡での治療が可能だ。体への負担を少なくするためにも、積極的に検診を受診しよう。