Vol. 411回 前立腺がん検診について

2018年08月26日

50歳以上で急激に増加する前立腺がんについて、秋田県医師会の成田伸太郎先生に伺った。
前立腺がんの症状としては頻尿、残尿感、排尿障害などが挙げられるが、がんが転移すると痛みを伴う場合もある。ただ、初期の前立腺がんはほとんど無症状のため、症状が出る前に検診を受診することが重要である。
前立腺がん検診では、PSA検査という血液検査を行う。PSAは前立腺の細胞で作られるタンパク質で、前立腺がんに罹患するとPSAが血液中に流れ込みやすくなり、数値の上昇ががん発見の目安になる。
前立腺がんの完治のために最も重要なことは早期発見である。早期発見のために、50歳を超えたら検診を定期的に受診しよう。