Vol. 408回 乳がんの治療法

2018年08月05日

乳がんの治療法について、秋田県医師会の伊藤亜樹先生に伺った。
乳がんの症状で最も多いのは「乳房のしこり」だ。しかし、しこりの全てががんなわけではない。しこりの他にも、皮膚のひきつれ、乳房全体の赤み、乳頭付近のびらん、脇の下のしこり等の症状で乳がんと診断される場合もある。
治療法は手術療法、放射線療法、薬を使う化学療法の主に3つがある。それぞれの治療法を組み合わせる事がほとんどで、目的・内容・リスク、治療期間や費用などを総合的にみて判断する。担当医やスタッフと相談し、納得したうえで選択する事が大切だ。
しこりが小さい場合、乳房の部分的な切除が可能だ。進行ししこりが大きくなると、乳房の変形やひきつれ、乳房の全摘出が必要なケースもある。治療の負担を減らすためには、早期発見が重要だ。検診を受診し、早期発見に努めよう。