2018年07月29日
女性のがん部位別罹患数トップの乳がんについて、秋田県医師会の伊藤亜樹先生に伺った。
日本人女性の11人に1人が生涯のうちに乳がんに罹るとされる。年間では約8万人が罹患していて、まれに男性が罹患する事もある。女性の場合どの年代でも罹患する可能性があるが、50代前後がとくに罹患しやすい。そのため、40歳以上の方に定期的な検診を受診するよう推奨している。
検診は乳房専用のX線装置で乳房を薄く伸ばして撮影するマンモグラフィ検診が用いられる。40歳以上の人は2年に1回受診してほしい。
また乳がんは自己発見できる数少ないがんの1つである。乳房と脇の下を触りしこりがないか探し、鏡で乳房の変形や変色がないかを確認する。月に1回のチェックを推奨している。
早期発見する事で、小さな手術を受けられる可能性が高まり、これにより乳房の温存が可能となり、体への負担を少なくする事ができる。乳がん検診をセルフチェックで早期発見する事が大切だ。