2018年06月10日
肺がんの治療方法について、秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんの治療法は手術療法、放射線療法、抗がん剤療法の3つがある。非小細胞肺がんで、進行度が低くリンパ節への転移もみられない場合は手術療法が一番の治療法である。病変の大きさに合わせて肺を摘出するもので、体に負担のかかる治療ではあるが、根治を目指す事ができる唯一の方法である。
抗がん剤(化学)療法は、摘出した腫瘍の遺伝子を検査し、治療効果が高い抗がん剤を選択する事が可能だ。
肺がんの予防には、禁煙と肺がん検診が重要だ。喫煙者全員が禁煙した場合、男性で60%、女性で20%肺がん患者を減らす事が可能といわれている。
検診で発見される約半分がステージⅠ期の早期がんで、根治を目指す手術療法が可能だ。死亡率1位の肺がんでも、早期発見できれば根治を目指せるため、検診を受診しよう。