Vol. 399回 肺がん検診について

2018年06月03日

喫煙によって罹患リスクが高まる肺がんの検診方法について、秋田県医師会の中麻衣子先生に伺った。
肺がんの罹患者は、男性で約9万人、女性で約4万人に達する。部位別罹患率は第3位だが、死亡数は第1位である。症状はせき、痰、血痰、呼吸困難などがあるが、早期のがんはほぼ無症状のため、早期発見には検診の受診が必要だ。
検診はレントゲン検査で行われるが、50歳以上の方や喫煙者は痰を採取し細胞を検査する喀痰細胞診も合わせて行う事もある。好発年齢は70歳以上のため、退職後も定期的に検診を受診する事が求められる。
早期がんはほとんど症状がなく、その約半分は検診で発見されている。定期的に検診を受診し、がんを早期発見できるようにしたい。