Vol. 395回 大腸がん検診について

2018年05月06日

男女ともに罹患数の多く増加傾向にある大腸がんについて、秋田県医師会の飯塚政弘先生に伺った。
大腸がんは早期では症状がほとんどなく、進行すると血便、便秘や下痢などの便通異常、便が細くなるなどの症状が出て、さらに進行すると腸閉塞を発症する。
大腸がんは検診を受診する事で、症状がない早期がんも発見可能だ。便に混じっている血液を検査し、がんの可能性を調べる便潜血検査を行うもので、痛みや食事制限などがない簡単な検査だ。附属の棒を便にこすりつける方法で、2日分の便を提出する。
早期治療ができればその後の経過が良いという結果が出ており、5年生存率は90%以上だ。検診で発見されるがんは早期がんの割合が高いため、定期的に検診を受診しよう。