Vol. 394回 知りたい!大腸がん検診

2018年04月29日

男女ともに罹患数の多い大腸がんについて、秋田県医師会の飯塚政弘先生に伺った。
大腸がんは大腸の粘膜から発生する悪性腫瘍の事で、良性のポリープががん化したものと、正常な粘膜から直接発生するものがある。日本で近年増加傾向にあり、2013年の部位別がん罹患率は第2位、2016年の部位別がん死亡率も第2位となっている。毎年約13万人が大腸がんにりかんし、約5万人が亡くなっている。罹患数増加の原因は食生活の欧米化と考えられており、赤肉や加工肉の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足が危険因子だ。その他、飲酒、喫煙、運動不足や肥満も大腸がんの危険因子である。これらの危険因子を避けた生活を心がけ、もし大腸がんになってしまっても早期に発見できるよう、検診を受診する事が大切だ。