2018年02月18日
男性特有のがんで増加傾向の前立腺がんについて、秋田県医師会の市川晋一先生に伺った。
前立腺は膀胱の出口で、尿道の周囲にあるクルミ大の臓器である。精液を作ったり、排尿をコントロールする役割があり、この前立腺に発生する悪性腫瘍を前立腺がんという。
前立腺がんは50歳以上に多いが、人口10万人あたり、60歳代では21人、70歳代では103人、80歳代では257人が罹患していて、年齢と共に急激に増加している。がんは高齢者ほど罹りやすいが、特に前立腺がんはその傾向が強い。2大危険因子は年齢と男性ホルモン。その他にも遺伝や食事といった危険因子がある。
検診を受診する事で、死亡率は20%低下する。ぜひ検診を受診しよう。