2017年12月24日
子宮頸がんの治療法について、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
初期の子宮頸がんはほとんどの場合無症状だ。進行すると、不正性器出血やおりののの異変といった症状がでてくる。子宮頸がんを発見するには、子宮頸部の細胞診が最も効果的だ。ヘラやブラシで子宮の細胞を採取し、顕微鏡で検査する。
早期で発見された子宮頸がんは円錐切除術で、病変部分のみを円錐状に切り取る。これは子宮を残すことが可能な治療法で妊娠・出産も可能だ。
進行がんの場合は、子宮全摘出、広汎子宮全摘出など、子宮や膣、関連するリンパ節を切除・摘出する手術や、さらに進行すると放射線治療、化学療法が適用される。
妊娠・出産を可能にするためにも、検診を受け早期発見する事が重要だ。