2010年12月19日
肺がんを予防するための生活習慣の見直しについて、秋田県医師会の齋藤元先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの4回目)
禁煙外来は、タバコをやめたい人のための専門外来で、多くの医療機関で行われています。治療の主なものはカウンセリリングと、ニコチンに代わる貼り薬や飲み薬やガムなどの禁煙補助薬です。
禁煙に成功して5年間やめれば、肺がんリスクは40%減少し、20年継続すれば非喫煙者とだいたい同じになると言われています。
予防のために大事なのは、喫煙習慣を見直すこと。危険因子の一番であるタバコはやめることができるものなので、それを第一に考えるべきです。
1日の喫煙本数×喫煙年数を喫煙指数といい、この指数が600以上の人は、非常に肺がんリスクが高いので、検診で早期に見つけて治療することが大切です。