2017年12月10日
若い女性の間で増加傾向にある子宮頸がんについて、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
子宮の入り口付近である子宮頸部に発生するがんを子宮頸がんといい、子宮の奥にできる子宮体がんとは区別する。発生要因はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染で、そこから前がん病変が発生すると子宮頸がんを発症する。HPVは性交渉によりほとんどの女性が感染するものであるが、ほとんどの場合は一過性のもので免疫力で自然消滅する。しかし、ハイリスク型HPVに持続感染するとがん発症のリスクが高まる。
子宮頸がんの発見には、検診の受診が重要となる。症状が出る前に検診を受診するよう心がけよう。