vol.37 肺がんの検診と治療

2010年12月12日

胃がんに次ぐ高い死亡率になっている肺がんについて、秋田県医師会の齋藤元先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの3回目)
肺がんは胃がん、大腸がんに続いて3番目の罹患数です。
肺がんは胃がんや大腸がんより死亡率が高く、全国では年に7万人が命を落としています。秋田県でも毎年600人が命を落としています。
肺がんの検診は特別なものではなく、一般の胸部レントゲン写真です。男女とも40歳以上の方は年に一回、肺がん検診を受診してください。
肺がんが見つかった場合、その病気の進み方によって治療の程度が違います。早い段階では手術、外科的治療が第一です。少し進むと手術に加えて抗がん剤や放射線治療、さらに進んでしまった場合には、手術ではなかなか治りにくいので、抗がん剤が中心の治療になります。
症状が出にくい臓器なので、早い段階で見つけ、治療率を上げる必要があります。