2017年08月27日
女性のがん、部位別罹患数トップの乳がんについて、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんは、35歳から急激に罹患者が増加している。40歳代にピークを迎え、60歳代まで高推移となっている。
厚生労働省では、40歳以上の女性に2年に1回のマンモグラフィ検診を推奨している。マンモグラフィ検診は、乳房専用のX線装置で乳房を薄く伸ばし撮影するもので、40歳代では縦・横の2方向から、50歳代では横の1方向のみから撮影を行う。
乳がんはセルフチェックができるがんで、1センチほどのしこりがあれば発見できる可能性が高い。方法は、鏡に向かい乳房の変形や左右差がないかの確認、しこりがないか、乳頭からの異常分泌がないかの確認だ。月に1回、このセルフチェックを行ってほしい。
乳がんは早期発見できれば治療の負担も少なく、完治の可能性も高くなる。セルフチェックと検診の受診で、早期発見・早期治療を心がけよう。