Vol. 362回 知りたい!乳がん検診

2017年08月20日

女性で最も発症の多い乳がんについて、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんとは、乳房に発生する悪性腫瘍のことで、主に乳腺に発生する。原因は女性ホルモンのエストロゲンが長く分泌される事で、初潮が早い、初産年齢が高いなど、女性ホルモンの分泌期間が長期化する事がリスクを高めている。その他、肥満・食事の欧米化、喫煙・多量のアルコール摂取も乳がんリスクを高める。
乳がんの全国の罹患者は年間で約9万人、日本人女性の11人に1人が罹患するとされ、秋田では年間650~700人が新たに罹患する。
乳がんは早期発見できれば、9割以上の確率で治癒・根治が可能である。進行すると死亡率が高まってしまうため、検診受診で早期発見をこころがけたい。