Vol. 361回 前立腺がんに立ち向かうために

2017年08月13日

前立腺がんの現状ついて、秋田県医師会の成田伸太郎先生に伺った。
前立腺がんは高齢者ほど罹患しやすく、日本でも増加傾向にある。昨年度のがん罹患者数予測では、男性が罹る可能性のある全てのがんの中で前立腺がんが1位となった。
秋田県の検診受診率は10%強と十分でない。排尿障害を感じている方や、原因不明の痛みを感じている方はぜひ検診を受診してほしい。その他の方でも、無症状のうちにがんを発見する事が重要なため、50歳以上の全ての男性が検診を受診するのが望ましい。
前立腺がんの完治のためには、早期発見が最も重要だ。早期発見のために重要なのは検診の受診だが、日本・秋田ともに低い現状にある。無症状でも検診を受診し、早期発見・早期治療に努めよう。