vol.36 肺がんを防ぐ生活習慣

2010年12月05日

肺がんにならないための生活習慣とは。
秋田県医師会の齋藤元先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの2回目)
肺がんの危険因子はタバコだと言われています。タバコには4000種類の化学物質が含まれ、そのうち60種が肺がん物質だと言われています。
喫煙者は非喫煙者に比べ、4倍の肺がんリスクがあると言われ、喫煙していなくとも周囲の人が吸うタバコの煙を吸う受動喫煙によっても肺がんリスクは1.5倍になります。
たばこは肺だけでなく、動脈硬化や心筋梗塞にも悪影響を及ぼします。特に肺に対しては直接吸い込むことによって深刻なダメージを与えます。
肺がんになるだけではなく、肺そのものも傷んでしまって、機能を低下させ、たとえば手術後も肺炎になったり、息切れするなど生活に支障をきたします。
肺がんは早い段階には症状が出にくく、見つかったときには症状が進んでいることも多いので、検診で早期発見することが大事です。