2017年07月23日
男性特有で増加傾向にある前立腺がんについて、秋田県医師会の成田伸太郎先生に伺った。
前立腺は、膀胱の出口、尿道の周囲にあるクルミ大の臓器で、精液の一部を作る臓器だ。この前立腺に発生する悪性腫瘍が前立腺がんで、近年日本人男性にも増えてきている。去年のがん罹患者数予測で、男性では全てのがんの中で前立腺がんが第1位となった。
前立腺がんは高齢者に多いが、50歳代から急激に増加傾向にある。高齢化や食事の欧米化が大きな危険因子で、その他にも、家族に罹患歴がある場合は確率が上昇しやすく、罹患率は2倍になるといわれている。
前立腺がんは早期発見で完治を目指す事ができるがんである。症状が出る前の発見が重要だ。