2017年05月21日
大腸がんの現状について、秋田県医師会の飯塚政弘先生に伺った。
2014年の大腸がん罹患者数は約2000人で、男女とも部位別罹患者数第1位となっている。秋田県の大腸がん検診受診率は、秋田県は26.5%で、全国平均も19.5%よりわずかに高い。しかし、国が求める目標の50%には程遠い状態となっている。
大腸がんに立ち向かうために重要な事は、危険因子を避けた生活習慣を心がける、早期の段階で発見する、検診で要精査の結果が出たら必ず精密検査を受ける事である。精密検査を受診しなければ、がんは確実に進行してしまう。精密検査を受診することで、大腸がんの死亡率は確実に減少する。大腸がんで命を落とさないため、大切な家族のためにも、早期発見・早期治療を心がけてほしい。