2017年04月30日
罹患者数が最も多いがん、大腸がんについて、秋田県医師会の飯塚政弘先生に伺った。
大腸がんとは、大腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍の事で、良性のポリープががん化したものと、正常な粘膜から直接発生するものとある。日本では近年増加傾向にあり、部位別がん罹患率では1位、部位別がん死亡率では第2位となっている。年間で約13万人の方が罹患し、約5万人の方が亡くなっている。
大腸がんの増加の原因は生活習慣の欧米化で、赤肉や加工肉の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足、飲酒、喫煙、運動不足、肥満などが危険因子だ。大腸がんを回避するためには、これらの危険因子を避ける生活を心がける事が大切だ。そして、大腸がんになっても早期の段階で発見する事も同じく重要だ。そのためにも、定期的に検診を受診しよう。